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普代村の中心部から西へ車で7〜8分。緑あふれる卯子酉山へと向かいます。三陸沿岸各地に伝承される義経北行伝説では、平泉をひそかに抜け出し蝦夷地を目指した義経は、建久2年(1190年)この地にたどり着きます。その際、子育てをしている金色の鵜を見つけた義経は、その鵜こそが神鳥であると思い、鵜鳥神社で海上安全と武運長久を祈りました。すると「汝の願いを聞きとどけよう」と神様のお告げがあり、義経は感謝して山頂に鵜鳥大明神を祀ったといいます。
地元では「うねどり様」と呼ばれるこの神社は、大漁満作、海上安全、縁結び、安産の神様として古くから信仰を集め、遠方からも多くの参詣客が訪れます。山麓の遥拝殿から山頂の本殿までは徒歩で30〜40分程度。例年旧暦の4月8日(5月中旬)に行われる例大祭では、多くの参詣客がその頂を目指しますが、普段は鳥のさえずり響く静かな山。ちょっとしたハイキング気分を味わうことができます。
本殿(奥宮)への参道は遥拝殿横の階段からスタートします。杉が鬱蒼と茂る山道を5分ほど歩くと神道橋へ。この先さらに斜度を増す参道沿いには、心身を清めるうがい場、どんな眼病でも治るとされる霊水湧く薬師様、紙縒りで願い事を占うお縒り場、さらには天を覆う樹齢500年を超える夫婦杉などが次々と現れ、一帯は荘厳で霊験あらたかなたたずまいに包まれます。
参道をさらに登ると嘉永2年(1849年)に作られた階段が現れます。この辺からは斜度も緩やかになり、133段の階段を登り切ると卯子酉山展望台があります。参道から踏み跡に沿ってピークに登るとそこは360の大パノラマ広がるビューポイント。太平洋から黒崎、野田村の十府ケ浦、和佐羅比山、さらには北上高地の山々と胸のすく雄大な眺めを堪能できます。ここまで来ると本殿へはもうすぐ。スタートして30〜40分で目指す本殿に到着します。願い事を祈願したら祠の裏へ。実はこの先にも100m
ほど続く道があり、峰の突端にお岬様と呼ばれる石の祠が立っています。ここからの眺めもまた格別で、普代村の北部から野田村、太平洋を一望します。
鵜鳥神社のすぐ近くには、家族連れやスポ少、子供会活動の場としてピッタリの自然休養村「緑の村」があります。自然休養村という名前が示すように村内は大自然の宝庫。バードウオッチングや昆虫観察のほか、各種スポーツ・レジャーを楽しむことができます。
全面芝で覆われた多目的グランドは、サッカー、ソフトボール、運動会などの会場としてもピッタリ。しかも夜間照明付。さらには、全天候型テニスコートが2面にフィールドアスレチック、バンガロー、キャンプ場などもあります。このほか、ちょっとスリリングなローラー滑り台、平衡感覚が試されるマジックハウスなども人気。緑の村の管理棟も兼ねたうねとり山荘には、売店、食堂、シャワー、談話室(和室)を完備。テント、テニスラケット、バトミントンなどのレンタルも用意されいるので、気軽に緑の村の魅力を満喫することができます。ちなみにうねとり山荘の食堂は、ラーメンが美味しいことで知られる穴場的スポット。じっくり煮込んで旨味を引き出した鶏ガラスープが、美味しさの秘訣で、醤油ラーメンのほか、味噌、メカブラーメンなどがあります。
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